名著を読む17 – カレル・チャペック『絶対製造工場』
◇ 「絶対」を「製造」する「工場」 「あれがただのガスだったらなあ」マレクは拳を固めて怒りを爆発させた。「いいか、ボンディ、だからぼくはあのカルブラートルを売っ払わなけりゃならないんだ! ただただ、ぼくはあれに耐えられ …
大事な何かをその手に取り戻す実験場。政治、宗教、生活、歴史、経済など各界の論客たちが思い思いの言葉を綴ります。
◇ 「絶対」を「製造」する「工場」 「あれがただのガスだったらなあ」マレクは拳を固めて怒りを爆発させた。「いいか、ボンディ、だからぼくはあのカルブラートルを売っ払わなけりゃならないんだ! ただただ、ぼくはあれに耐えられ …
天皇中心の日本国家を前提し、内戦の勝者・薩長の立場から近代を捉えるご都合主義が「靖国史観」である。これまで制度や歴史的経緯といった外在的批判は多数あったが、本書は「日本思想史を読みなおす」(副題)ことで、思想史的に内在的 …
すべての個人を「人間」として捉え、幸福増進を社会の目的とする功利主義の哲学を、ベンサムからミルへの思想的深化として取り上げてみました。
「世の中はお金次第」とも「お金が全てではない」とも言われますが、この事実性に対して「君たちは、どう生きるか」を土台を考えてみました。
沢山の質問を頂戴しましてありがとうございます。これから時を見て、いくつか答えていこうと思います。また質問は随時受け付けておりますので、何かありましたら「ウジケさんに訊いてみよう」として下さい。 では、せっかく哲学入門です …
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夏休み明けの学校への登校っていやですよね。逃げることができれば逃げればいいのですが、できないときのライフハックを考えてみました。要は、生活を「相対化」する契機を持ちましょうという話です。
良心の重要な役割とは、性急に白黒をはっきりさせることではなく「対立する価値を調停する能力」のこと。良心について包括的かつ学際的に腑分けする本書は21世紀を生きる人々の必携の一冊である。
けだし、驚異することによって人間は、今日でもそうであるが、あの最初に場合にもあのように、知恵を愛求し(哲学し)始めたのである。ただしそのはじめには、ごく身近な不思議な事柄に驚異の念をいだき、それから次第に少しづつ進んでは …
僕は「ウジケさんは知性偏重」と職場でフルボッコされるのですが、人間らしさととは日常生活のふとしたやり取りに育まれるのかも知れません。レヴィナスを導きの糸にしながら。
ヘーゲルは弁証法を繰り返すことで絶対知を認識できると考えたが、その歩みとしての進歩は一直線なのでしょうか。