Salt3 – ハートのジャケットの陰の苦悩と抵抗
70年代を代表する人気きょうだいデュオ、カーペンターズ。当時にアメリカ大統領から「アメリカの理想の若者の姿」と高く評価された二人は、そのイメージにとても違和感を持っていました。
そして、拒食症と薬物依存に……。
大事な何かをその手に取り戻す実験場。政治、宗教、生活、歴史、経済など各界の論客たちが思い思いの言葉を綴ります。
70年代を代表する人気きょうだいデュオ、カーペンターズ。当時にアメリカ大統領から「アメリカの理想の若者の姿」と高く評価された二人は、そのイメージにとても違和感を持っていました。
そして、拒食症と薬物依存に……。
第1章1節では、順を追って哲学とは何かを考察する。先ず、日常生活で使われる哲学と学問で使われる哲学という言葉の共通点と違いを確認する。両者に共通することとは、「何かを行うときの基本的な考え方、原理原則」ということだ。違いはその適応範囲である。
追悼 山里勇吉先生。山里勇吉先生が9日に亡くなられ、その追悼文を書きました。
疑うことなく考えることのない世界は楽チンかも知れませんが、それでも「みんながそう思っているのだから、なんでおまえはそう思わないの?」っていうのばかりなってしまうのは少し窮屈ですよね。「確実性」を求めるデカルト的省察(疑い)は、何の手続きをも経ないで「確実性」と「思いこむ」感性よりは、少し彩り豊かな世界を、僕たちのまえに見せてくれる筈です。
放佚無慙に居直りを決め込むのでもなく、極端な「かくあるべし」の奴隷になるのでもない在り方は可能なのだろうか。歩きながらいくつかのオルタナティブを考えてみたい。
私たちは、それが不当であると理解しつつも、昔から続いている慣習だから変えてはならないと思うとき、それを「常識」として捉え、その非常識さを考えないようにすることがよくある。しかし、常々不満を口にする対象である「非常識」は果たして「常識」なのだろうか。今一度問うべきであろう。
誰もが耳にしたことがあるでしょう「漕げよマイケル」。この曲の意味を考えるときの「カギ」は、「マイケル」です。
子どものための歌のように聴こえるこの歌に、深い宗教的、歴史的意味が隠されているのです。
放佚無慙に居直りを決め込むのでもなく、極端な「かくあるべし」の奴隷になるのでもない在り方は可能なのだろうか。歩きながらいくつかのオルタナティブを考えてみたい。
桂枝雀さんが、乗り越えようとしてもがき苦しんだ桂米朝師の落語とは、どのようなものだったか。
上方落語の歴史を振り返りながら考えます。
筆者は2003年4月から足かけ13年あまり、創価女子短期大学において教養科目の「哲学入門」を担当してきた。哲学というと、堅苦しいイメージがあるが、人間が困った時、考え直そうとした時、その原点となる考える材料というのはその実相である。本連載では、学生に配布した講座「哲学入門」のレジュメを下敷きに、筆者自身の「哲学入門」を改めてまとめてみた。「哲学」とは憶えるものではなく「哲学する」ものだが、その一助になれば幸いである。