freak55 – 何を信じるか?/日女御前御返事 その2【無料】

「日女御前御返事」には、次のように認められています。 此の御本尊全く余所に求むる事なかれ。只我等衆生の法華経を持ちて南無妙法蓮華経と唱うる胸中の肉団におはしますなり。是れを九識心王真如の都とは申すなり。十界具足とは十界一 …

freak53 – 虚空会って何?/日女御前御返事 その1【無料】

日女御前御返事(御本尊相貌抄)には、御本尊の相貌が次のように記されています(p.1243)。 されば首題の五字は中央にかかり、四大天王は宝塔の四方に坐し、釈迦・多宝、本化の四菩薩肩を並べ、普賢・文殊等、舎利弗・目連等坐を …

哲学入門37 – コラム:すべての人間を「人間」として扱う功利主義【無料】

哲学入門36 – 3.3 前史(8) 功利主義 前回の哲学入門では、ジェレミー・ベンサムとジョン・スチュアート・ミルを取り上げ、功利主義を紹介した。功利主義とは、社会全体の快楽の増大や苦痛の減少を基準にして、 …

名著を読む17 – カレル・チャペック『絶対製造工場』

◇ 「絶対」を「製造」する「工場」  「あれがただのガスだったらなあ」マレクは拳を固めて怒りを爆発させた。「いいか、ボンディ、だからぼくはあのカルブラートルを売っ払わなけりゃならないんだ! ただただ、ぼくはあれに耐えられ …

Lwp60 – 書評:小島毅『増補 靖国史観』ちくま学芸文庫。【無料】

天皇中心の日本国家を前提し、内戦の勝者・薩長の立場から近代を捉えるご都合主義が「靖国史観」である。これまで制度や歴史的経緯といった外在的批判は多数あったが、本書は「日本思想史を読みなおす」(副題)ことで、思想史的に内在的 …

哲学入門35 – コラム:「なぜ、実学ではなく哲学を学ぶ必要があるのか?」ウジケさんに訊いてみよう【無料】

沢山の質問を頂戴しましてありがとうございます。これから時を見て、いくつか答えていこうと思います。また質問は随時受け付けておりますので、何かありましたら「ウジケさんに訊いてみよう」として下さい。 では、せっかく哲学入門です …

freak48 – 衆生所遊楽 「さとる」ことと「ひらく」こと/四条金吾殿御返事 その2【無料】

「衆生所遊楽御書」とも言われる「四条金吾殿御返事」。多くの人々が暗記した御書です。その御書のなかで、最も有名な御文、多くの人たちが知らず知らずに暗記した御文「苦をば苦とさとり、楽をば楽とひらき、苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経とうちとなへ・ゐさせ給へ」を見ていきます。