Salt18 – 白人音楽・黒人音楽ってなに?

ロックやhip-hopなど、いわゆる「洋楽」の歴史を考えると、白人音楽、黒人音楽など、人種的な区別があります。確かに、今、世界的な人気のケンドリック・ラマーやビヨンセなどは、アメリカにおけるアフリカ系アメリカンの歴史、特に、公民権運動などに戻る音楽的指向を常に、見せてくれます。
それは、とても、大事な、忘れてはならない地下水脈です。
とともに、その地下水脈は、複雑で豊かなものであるということも、忘れてはいけないと思います。

freak18 – 「鳴かず飛ばず」で行こう!

「鳴かず飛ばず」という慣用句があります。例えば、「芸人のAさんは、10年以上も『鳴かず飛ばず』。売れない芸人でしたが、『B』という番組をきっかけに売れ出し」云々というように、よく使われますね。
でも、もともと「鳴かず飛ばず」は、まったく違う意味だったのです。

Salt17 – 朝礼台から訓示しても

最近、「美辞麗句」の言葉と、背広にネクタイの男たちの「空疎さ」に辟易しています。
釜ヶ崎にも、ほんとに、橋下市長のころから、数人グループ(なぜか、背広の男たちはグループを組むことが多い)が出没し、もとは、日雇い労働者を労働現場に送りだすために、狭い地域に11の鉄道の駅を作ったのですが、それが交通至便だから、「副都心」となるかも、都構想の「合区」の区庁となるかも、という目算で、集まってくる真面目な、うさんくさい人たちです。
真面目で、整理された、いでたちや言葉は、心には届きません。

freak17 – 正像末と末法為正

正法・像法・末法という、いわゆる「三時」というのが、日本仏教ではしばしば語られます。でも、数字がつく仏教概念(法数、ほっすう)は、経典解釈者が、後の時代に便宜的に作ったものであることが多いのです。
大学院で、仏教論理学の文献講読の授業で、担当教授が言った言葉が忘れられません。「法数は、生き生きとした生活の言葉ではなく、『これテストに出るぞ!』という便宜的な言葉です」

Salt16 – They had a dream ! But…

アメリカでは、全土にわたって、銃規制を求める高校生のラリー(デモ)が行われ、マルチン・ルター・キング牧師の「ワシントン行進」、ベトナム反対運動の平和行進以来の、数十万人が街頭にでました。そのなかで、1人の高校生のスピーチが、全世界で話題になりました。
短いですが、アップ・トゥ・デートで、少し考えてみました。

Salt14 – 歴史的公演を支えた人は

国立劇場が、1966年(昭和41年)に出来てすぐのこと。「彦山権現誓助剱」(ひこさんごんげんちかいのすけだち)、全十一段の「たて」(=「通し」、全部を上演すること。ハイライトだけは、「みどり<見どり>」といいます)が、上演されることになりました。
何百年ぶりの復活でした。その復活を支えた人は……?