Lwp76 – 書評:マイケル・ボーンスタイン&デビー・ボーンスタイン・ホリンスタート(森内薫訳)『4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した』NHK出版。

マイケル・ボーンスタイン&デビー・ボーンスタイン・ホリンスタート(森内薫訳)『4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した』(NHK出版)戦慄を覚えつつ読了する。

Lwp75 – 書評:E・ヤング=ブルーエル(矢野久美子訳)『なぜアーレントが重要なのか』みすず書房。

個人的な印象から語ろう。2011年の東日本大震災以降、ひとはアーレントの著作をよく読むようになったのではないかと思う。それを裏付けるかのように、新装版や新訳が次々と生まれている。 それもそのはずである。 このコンテンツを …

Lwp73 – 書評:矢野久美子『ハンナ・アーレント 「戦争の世紀」を生きた政治哲学者』中公新書。【無料】

全生涯をかけて人間を「無効化」することと対峙し続けたユダヤ人の女性思想家がハンナ・アーレントである。本書は、その強靱で根源的な思索の軌跡を浮かび上がらせる最新の評伝である。新書で人物一人を語ることほど難儀はないが、本書は …

Lwp72 – 「私」は「私である」ことを証明できない。

哲学とは、自明であると思われていることがらが、実際のところ、自明ではないことを明らかにしてしまうものですから、七面倒臭いことをいうよりも、黙って仕事しろよっていう社会においては忌み嫌われる営みです。 このコンテンツを閲覧 …

Lwp71 – 書評:親子で読みたい、考えるための3冊【無料】

今回は、親子(もしくはサポーターとこどもさん)で読んでみたい3冊を選んでみました。まずは、世界的な画家として知られる安野光雅さんの『かんがえる子ども』です。子どもと向き合う大人たちに大切にしてほしいポイントを明確に示した …

Lwp70 – 宗教百話(8) 宗教のために生きるのでもなく、宗教にあきらめるのでもなく

筆者はこれまで、南原繁や吉野作造など、近代日本のキリスト者の歩みを研究してきたが、ふたりに顕著なことは、「宗教(信仰)のために」「なにかをなす」という意識が希薄であるということだ。南原繁も吉野作造も、社会参加に関しては積 …

Lwp68 – 書評:山本芳明『漱石の家計簿』教育評論社。【無料】

山本芳明『漱石の家計簿』教育評論社、読み終えたが、目からウロコとはこのことか。生臭い話だが、漱石はどれだけ稼ぎ、どう使ったか--。ヒョウ柄の衣類で着飾ったおばちゃんでなくても関心のあるところであろう。近代文学研究者の著者 …