Lwp94 – 書評:釈徹宗+毎日新聞「異教の隣人」取材班(マンガ・細川貂々)『異教の隣人』晶文社、2018年。

宗教とは何かと問われて、即答できる宗教学者はほとんどいないだろう。では、どのように宗教を理解すればよいのか。それは「生きた」宗教を知ること、そしてその信仰の生の姿を学ぶことが最も手っ取り早い方法かもしれない。 このコンテ …

Lwp93 – 宗教百話(13) 宗教と宗教とが互いに磨き合うこと【無料】

北森 曾我量深先生は私が尊敬する仏教学者の一人ですが、「往生と成仏」という論文で次のようにいっておられます。  われわれはやはりキリスト教でも仏教でも、お互いに語り合うて、そうして別に仏教者がキリスト教にかわるとか、キリ …

Lwp92 – 書評:ぶな葉一『北御門二郎 魂の自由を求めて』(銀の鈴社、2014年)。【無料】

「人を殺すくらいなら、殺されるほうを選ぶ」。 戦前昭和において、死刑覚悟で戦争に行くことを拒否した北御門二郎ほど、この現実世界に理想を実現しようと試みた人物は他にはない。 旧制・第五高等学校在学中、トルストイの「イワンの …

Lwp90 – 書評:小泉和子編『楽しき哀しき昭和の子ども史』河出書房新社、2018年。

まもなく「平成」という時代が終わろうとする2019年、なぜか「昭和」という言葉を聴くと、懐かしさを覚える人も少なくないのではなかろうか。もちろん、それは昭和を生きた人間のノスタルジアと言ってしまえばそれまでだが、新しい子 …

Lwp88 – 書評:片岡佳美『子どもが教えてくれた世界 家族社会学者と息子と猫と』世界思想社、2018年。【無料】

当たり前のように遂行され、その意味を考え直してみることが憚れる領域というものが私たちの日常生活のなかにはたくさん存在します。その一つの領域が「子育て」ではないでしょうか。著者である片岡佳美さんは、「家族の実践」研究の第一 …

Lwp87 – 宗教百話(11) 「神学」という言葉の積極的な意義

「神学」という言葉を耳にすると、どのようなイメージを抱くでしょうか? 学校教育のキーワードで並べてみれば、おそらく「スコラ学」(中世ヨーロッパのキリスト教神学)とワンセットになった印象ではないかと思います。 このコンテン …