Lwp110 – 書評:アミン・マアルーフ(小野正嗣訳)『アイデンティティが人を殺す』ちくま学芸文庫、2019年。

集団への帰属欲求が、なぜ、異なる他者に対する恐怖や殺戮へと易々とつながってしまうのか? 著者は、レバノンに生まれ、フランスで長年生活している作家が「アイデンティティ」という言葉について考えをめぐらせたのが本書である。母語 …

哲学入門71 – コラム:人間の全人性を回復させる思想家・バタイユ【無料】

ニーチェの影響を受け、生と死、そして、聖なるものと穢れたものという観点から、人間と社会を捉えなおそうとした思想家がバタイユ(1897年-1962年)である。その思想史的な影響は今なお強いが、それは、バタイユが近代の生産主 …

Lwp108 – 書評:角田光代ほか『もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた』(河出書房新社、2019年)。

NHKの人気番組「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」が書籍化されたのが本書「もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた」である。角田光代ほか吉田修一、村山由佳、柚月裕子、保坂和志、養老孟司ら6人の人気著作家と個性あふれる愛猫 …

Lwp107 – 偶像崇拝こそリスペクトする対象を貶めてしまうのではないか

昨年刊行された、黒崎真『マーティン・ルーサー・キング』(岩波新書)は、最新のキング牧師の評伝である。人類が兄弟姉妹として共に生き、お互いの人格を尊重できる社会の創出を目指して闘い抜いた奇跡を振り返り、未来を展望する一書で …

ウジケ訊11 – 先生は自分で考えろといいますが、どこから考えればいいのやら?

【質問】 ハンドル・ネーム 彩未 ウジケ先生は、哲学的営みを大切にしていつも「自分で考えろ」といいます。しかし、どこからどう考えればいいのでしょうか? このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。→ ログイン. 会員 …