哲学入門71 – コラム:人間の全人性を回復させる思想家・バタイユ【無料】

ニーチェの影響を受け、生と死、そして、聖なるものと穢れたものという観点から、人間と社会を捉えなおそうとした思想家がバタイユ(1897年-1962年)である。その思想史的な影響は今なお強いが、それは、バタイユが近代の生産主 …

哲学入門69 – 暮らしと哲学 人間が人間らしく生きることを妨げる「前例主義」【無料】

市町村の広報紙の「おめでた」欄への違和感 市町村が発行する「広報紙」には、「赤ちゃん誕生」や「おめでた」と題した子どもの誕生を地域に伝えるコーナーがあるそうです。子どもと一緒に香川県に赴任した記者がちょっとした疑問を持ち …

哲学入門68 – ウジケさんと子ども哲学(9) 「考える」ことから「自覚」へ【無料】

〔子ども向け本文〕 ・物との関係  これまで哲学的に思考すること、あるいはどのように探究するのかについて述べてきましたが、ここで少しまとめてみようと思います。  第一に、「身近なものへ注目する」ことから始めようとこの連載 …

哲学入門67 – コラム:サルトルと対峙したカミュとメルロ=ポンティ【無料】

数回に渡って実存主義を取り上げてきたが、実存主義といえばサルトルという印象は拭いきれない。前回は、カミュとメルロ=ポンティを取り上げたが、二人はサルトルと対峙することで、新しい前途を示した。その意味では、実存主義をレプリ …

哲学入門64 – コラム:人間の想像力と自由という刑【無料】

前回は、「実存主義とサルトル」と題して、サルトルの存在論と人間論、そして、アンガージュマンと新しい知識人像を紹介した。サルトルは、人間の根拠を無と認めることで人間の自由を根拠づけたが、人間が自由であることは必ずしも幸福と …