Lwp61 – 書評:マイケル・サンデル(鬼澤忍訳)『それをお金で買いますか』ハヤカワ文庫。【無料】
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大事な何かをその手に取り戻す実験場。政治、宗教、生活、歴史、経済など各界の論客たちが思い思いの言葉を綴ります。
放佚無慙に居直りを決め込むのでもなく、極端な「かくあるべし」の奴隷になるのでもない在り方は可能なのだろうか。本連載では、そのいくつかのオルタナティブを考えてみたい。表題は思想家ソローのエッセーに倣ったもので、「生き方の原則」とでも訳せばよいか。優しい甘言を退けながら、時評と書評でその材料を提供してみたい。
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天皇中心の日本国家を前提し、内戦の勝者・薩長の立場から近代を捉えるご都合主義が「靖国史観」である。これまで制度や歴史的経緯といった外在的批判は多数あったが、本書は「日本思想史を読みなおす」(副題)ことで、思想史的に内在的 …
「世の中はお金次第」とも「お金が全てではない」とも言われますが、この事実性に対して「君たちは、どう生きるか」を土台を考えてみました。
夏休み明けの学校への登校っていやですよね。逃げることができれば逃げればいいのですが、できないときのライフハックを考えてみました。要は、生活を「相対化」する契機を持ちましょうという話です。
良心の重要な役割とは、性急に白黒をはっきりさせることではなく「対立する価値を調停する能力」のこと。良心について包括的かつ学際的に腑分けする本書は21世紀を生きる人々の必携の一冊である。
僕は「ウジケさんは知性偏重」と職場でフルボッコされるのですが、人間らしさととは日常生活のふとしたやり取りに育まれるのかも知れません。レヴィナスを導きの糸にしながら。
小さき者を放っておかないことは人間の義務である--。本書は、犠牲と義務の観念を手がかりにヴェイユの一貫した「他者を生かすため」の思想を浮かび上がらせる待望のヴェイユ論です。夏休みの読書にいかがでしょうか?
政治学者・丸山眞男は広島で原爆に遭遇しましたが、「いちばん足りなかったと思うのは、原爆体験の思想化ですね」と語っています。その意味を考えてみました。
精神科隔離病棟での長期入院について考えみました。時間の経過を理解していても「生活の時間が止まる」のは恐ろしいことです。
経済学とはそもそも人間の繁栄を目的とした学問ですがどこか縁遠いですよね。そこで経済学をテーマに、経済学史、喫緊の問題である「格差」、そして経済学の歪みに立ち向かった宇沢弘文の著作を取り上げてみました