哲学入門28 – 第3章「哲学と民主主義」 3.3 前史(5) 近代の政治哲学
近代哲学は、個人の尊厳の確立に知的格闘する営みであったが、当然その社会構想は政治哲学を生み出す。ホッブズ、ロック、ルソーを取り上げ、その政治思想を概観したい。
大事な何かをその手に取り戻す実験場。政治、宗教、生活、歴史、経済など各界の論客たちが思い思いの言葉を綴ります。
近代哲学は、個人の尊厳の確立に知的格闘する営みであったが、当然その社会構想は政治哲学を生み出す。ホッブズ、ロック、ルソーを取り上げ、その政治思想を概観したい。
西洋近代哲学は存在論から認識論への転回として始まった。その二大潮流が大陸合理論とイギリス経験論である。権威によらず理性と経験によって真理を探求するこの二つの試みはやがてカントによって統合される。