Salt7 – 「サティスファクション」誕生!

ロック・アンセム、The Rolling Stonesの「サティスファクション」。もちろん、「若者の不満」をとりあげて、その後のロックの歴史を変えた「一曲」ですが、それは、彼らのリスペクトするある人物に対する社会の扱いに対する「不満」が引き鉄となったものなんです。

freak6 – 四人の反乱/寂日房御書 1/2【無料】

日蓮大聖人の「寂日房御書」には、過去の勇気ある人の例として、樊噲・張良・平将門・藤原純友の4人の名前が挙がっています。この模範とすべき、4人とはどんな人であったか、それを考えると、日蓮大聖人の視座、どこから物をみていたか、が、分かります。

哲学入門6 – 第1章「哲学を学ぶために」 1.3 哲学の方法 4 哲学の主題 5 哲学とほかの学問

哲学とは徹底的に言語を使って遂行される営みだが、その具体的な方法、そして古代から現代へ至る主題の変遷、そしてほかの学問との関係について論述する。本稿では「何かを考える」ということの具体的なやり方を提示してみたい。

Lwp7 – 論壇時評:最後に国家と広告が残った

広範に共有された大きな物語が潰えた後、残ったのは、「『君が代』と線香のCMの『青雲のうた』」。近代の負荷は国家と広告(経済)と言われ、その負荷を逓減することが課題となってきて久しい。しかしながら21世紀になって、ふたたびその怪物が頭をもたげようとしている。

哲学入門5 – 第1章 1.2 コラム 哲学とは自分の考えを“普遍的真理”と思い込んで他者に押しつけようとするものではない。【無料】

哲学とは「徹底的に考えぬく営み」だが、他者の存在を無視した思索とは程遠いことに留意して欲しい。独断専行で物事を思考することは、ひとつの知的営みであったとしても、それは哲学的思索では断じてない。なぜなら、哲学的思索とは、「普遍的」なるものを志向するからである。

Lwp6 – 書評:野間易通『「在日特権」の虚構 増補版』河出書房新社、2015年。 ウソに基づく憎悪が人間を分断する社会であって良いわけがない。

「嘘も100回言えば本当になる」とはゲッベルスの言葉だが、ウソの蔓延には手間暇はかからない。しかし、その反駁には膨大な時間と労力が必要とされる。基本的事実の文書化・資料化に挑戦し見事に成功したのが『「在日特権」の虚構』。差別を圧倒する歩みは始まったばかりだ。

Salt5 – 誰が追われて逃げるのか? つづき|テンプテーションズの「ラン・チャーリー・ラン」を巡って (その2)

ソウル・ミュージックの歴史的存在、ザ・テンプテーションズの第二次黄金時代のボーカル、デニス・エドワーズが、先日(2018年)2月2日に、シカゴで亡くなりました。デニスは翌2月3日が誕生日でしたので、74歳、後一日で、75歳でした。
テンプテーションズの歴史を見ながら、社会と音楽とが激しく交差した60年代から70年代を振り返りたいと思います。

freak4 – 第二回 「随自意」って「自己中」?/諸経と法華経と難易の事 2/2【無料】

「随自意」と「随他意」、この言葉自体は、『法華経』原典にはありません。中国に経典が伝わってきたとき、それぞれ違う時代に作られた経典が、釈尊が語ったとされている。中身は矛盾している場合もある、その難問への答えとして、「随自意」「随他意」という区分は考えられました。それを、もう一度、釈尊一人の人生ではなく、釈尊以来の経典制作の歴史という視点で考えると、別の理解ができます。