Salt37 – 童謡が生まれて100年
今年は「童謡」が生まれてちょうど100年です。童謡は、唱歌とはどう違うのか、童謡が生まれた背景について、少し考えて見ました。
大事な何かをその手に取り戻す実験場。政治、宗教、生活、歴史、経済など各界の論客たちが思い思いの言葉を綴ります。
「地の塩」という意味で、マタイによる福音書の第5章13節にでてきます。この13節は、次の第14節と対になっています。
イエスがガリラヤを回って、困っている人たちを支え続けているうちに、貧しい人、病の人、差別されている人たちが、たくさんイエスのあとをついてきました。そして、イエスはその人たちに、
「あなたたちは、地の塩である」「あなたたちは、世の光である」と述べるのです。
このエピソードをもとに、The Rolling Stonesは、その絶頂期の第一作目”Beggars Banquet”に、’Salt of the Earth’という曲をエンディングに据えました。
「働く人たちに乾杯!貧しき人たちに乾杯!」と続く歌詞で、ミック・ジャガーではなく、キース・リチャーズがボーカルをとっています。
このタイトルのもとに書くエセーは、歴史のなかで、また社会のなかで、多くの人々の記憶に刻まれずにいる、「片隅」の出来事、エピソード、人物を紹介しようという、小さな試みです。
今年は「童謡」が生まれてちょうど100年です。童謡は、唱歌とはどう違うのか、童謡が生まれた背景について、少し考えて見ました。
よく岩手県の野田村に行くんですけど(野田村の「ふるさと住民票」もってます)、行き方は2パターンあり、 (1)新幹線二戸駅から、340号線→281号線か、 (2)盛岡から東北道→八戸道。 後者の場合は、途中、浄法寺(地区) …
沖縄民謡の代表的唄者、登川誠仁さんの、代表曲「戦後の嘆き」。この歌の歌詞の一部は、登川誠仁さん自身のレコーディングの時、即興で作られたものです。そのレコーディング秘話を明かします。
イギリスでは、(今の日本全体の傾向や大阪のこの10年ほどの実態と同じですが)、保守党により、公営住宅の民間への売却、住宅手当の凍結(2016年)が行われました。
この数ヶ月、「旧優生保護法」下で、20年少し前まで、日本で行われていた不妊手術強制の事実が、ニュースで少し採り上げられるようになってきました。この問題について、少し考えたいと思います。
今年は、中之島の大阪市中央公会堂が出来てちょうど100年目。日本の近代建築を代表する公会堂ですが、実は、とても特徴的な部分があるんです。
何度も映画やテレビになった人気の「銭形平次捕物控」。400話近い大連作です。なぜ作者、野村胡堂は、これを書こうと思ったのか。当時、全国紙の政治部長でもあった彼は、何を「平次」に込めたのか?
民俗学者、宮本常一は、太平洋戦争の終結が近いとき、内務官僚の頂点として国家行政に携わり、当時の大阪府知事から、今後、宮本がやるべきこと、と、話を持ちかけられます。終戦間際、宮本が聴いた「近未来」とは。
震災直後、被災各地で想像を絶する「悲劇」とともに、想像を絶する「奇跡」も起こりました。岩手県の大船渡で起こった「奇跡」の話をします。直接現場に行き、何人ものかたに、おうかがいした話です。奇跡と言っても、「神仏」が起こした奇跡ではなく、人の「可能性の奇跡」です。
この前、作業療法に取り組んでいる信頼する後輩とちょっと話していたのですが、国際生活機能分類(ICF) の話になったんです。
その後輩は、大学で、ICFについてかなり学んでいたわけですが、「実際、そういう物の考え方自体が、まだ日本社会に定着してない」という訳です。