名著を読む21 – エドワード・W・サイード『知識人とは何か』(平凡社)を読む。
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大事な何かをその手に取り戻す実験場。政治、宗教、生活、歴史、経済など各界の論客たちが思い思いの言葉を綴ります。
本連載では、いわゆる古典名著と呼ばれる、主として哲学や文学に関連した著作を紹介する。古典名著とは先人たちの悩みとの格闘の軌跡のこと。その格闘を参照することは現代に生きる私たちにとっては何より糧になる。人間にしか出来ない読書という営みを通して「人間とは何か」を考えてみたい。
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◇ 漱石の問い 私はこの世に生れた以上何かしなければならん、といって何をして好いか少しも見当がつかない。私はちょうど霧の中に閉じ込められた孤独の人間のように立ち竦(すく)んでしまったのです。そうしてどこからか一筋の日光 …
https://twitter.com/ujikenorio/status/1044528612508979200 9月25日、新潮社が雑誌『新潮45』を休刊にすると発表した。 筆者は本連載「名著を読む」を通して、古典的 …
◇ 「絶対」を「製造」する「工場」 「あれがただのガスだったらなあ」マレクは拳を固めて怒りを爆発させた。「いいか、ボンディ、だからぼくはあのカルブラートルを売っ払わなけりゃならないんだ! ただただ、ぼくはあれに耐えられ …
「何故に人類は、真に人間的な状態に踏み入っていく代りに、一種の新しい野蛮状態へ落ち込んでいくのか」。『啓蒙の弁証法』から考えてみたいと思います。
哲学入門でプレスナーを紹介しましたので、ちょっと深掘りしてみました。「哲学者と詩人と音楽家の国」はいかにしてナチズムを生み出していったのか--。
今回はヴェーバーの学問論を取り上げます。「学問の領域で『個性』をもつのは、その個性ではなくて、その仕事(ザッへ)に仕える人のみである」。ヴェーバーの指摘は、学問を越え、あらゆる分野に当てはまる黄金律かも知れません。
「道は近きにあり、しかるにこれを遠きに求む」とは孟子の言葉です。古典を読む意義とは、どこにあるのでしょうか。一人の女学生のエピソードから考えてみました。
政治とは、情熱と判断力の二つを駆使しながら、堅い板に力をこめてじわっじわっと穴をくり抜いていく作業である--。政治に関わる人間の資質と覚悟を論じたヴェーバーの古典的名著は、決して色褪せることのない時代を不断に更新し続ける指針かも知れません。