哲学入門47 – 3.3 前史(12) 現代思想概観(1)
(前回までのあらすじ) 前回の哲学入門本編では、近代に洗練される経済学の潮流としてアダム・スミスとカール・マルクスを取り上げた。ここでは、ふたりの営み自体が「近代批判」になっていることを確認したが、今回から数回をかけて、 …
大事な何かをその手に取り戻す実験場。政治、宗教、生活、歴史、経済など各界の論客たちが思い思いの言葉を綴ります。
筆者は2003年4月から2016年3月まで足かけ13年あまり、創価女子短期大学において「哲学入門」を担当してきた。哲学とは自分自身の認識の更新であり、そのことが生きる標(しるべ)に練りあがる。哲学を「学ぶ」のではなく「哲学する」こと念頭に授業を創ってきたが、本連載では、紙上でそれを再現してみたい。常に考え学び続けていくことの一つのきっかけになれば幸いである。
※「ウジケさんに訊いてみよう」配信時はスキップとなります。
(前回までのあらすじ) 前回の哲学入門本編では、近代に洗練される経済学の潮流としてアダム・スミスとカール・マルクスを取り上げた。ここでは、ふたりの営み自体が「近代批判」になっていることを確認したが、今回から数回をかけて、 …
哲学入門43 – 3.3 前史(11) 近代の経済思想 近代批判としてのアダム・スミスとマルクス 前回の哲学入門本編では、近代に洗練される経済学の潮流を紹介した。嚆矢となるアダム・スミスとその転換期のカール・ …
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〔はじめにの「はじめに」〕 ご購読いただきありがとうございます。本文は、お子さま用の〔子ども向け本文〕に加え、お子さま用の〔課題〕が第一の読者である子ども向けの文章になります。こちらに加え、〔一緒にお読みになるサポーター …
哲学入門40 – :3.3 前史(10) ニーチェとニヒリズム(2) 前回の哲学入門本編では、ニーチェその2として、奴隷道徳やルサンチマンについて紹介した。自然界には道徳的な善悪が存在しないが、人間世界にはこ …
“哲学入門41 – コラム:人間が国家に奉仕して実行するすべてのことは、人間の本性に背いている=ニーチェ【無料】” の続きを読む
(前回までのあらすじ) 現代世界の基礎となったのが社会現象が産業革命であるが、産業革命が生み出した人間疎外という現象に対して、思想家たちは対峙せざるを得なくなった。ニヒリズムの思想を説き、人間の生の唱えたニーチェもその一 …
哲学入門38 – 3.3 前史(9) ニーチェとニヒリズム(1) 前回の哲学本編では、ニーチェを取り上げ、その1として、寄る辺なき時代を生きる哲学としてニヒリズムの思想を概観した。ニヒリズムと聞けば、虚無主義 …
(前回までのあらすじ) 前回の哲学入門では、ジェレミー・ベンサムとジョン・スチュアート・ミルを取り上げ、功利主義を紹介した。功利主義とは、社会全体の快楽の増大や苦痛の減少を基準にして、道徳や立法の判断をするべきだという考 …
哲学入門36 – 3.3 前史(8) 功利主義 前回の哲学入門では、ジェレミー・ベンサムとジョン・スチュアート・ミルを取り上げ、功利主義を紹介した。功利主義とは、社会全体の快楽の増大や苦痛の減少を基準にして、 …