名著を読む35 – ハンス・ケルゼン(長尾龍一ほか訳)『民主主義の本質と価値 他一篇』(岩波文庫)を読む。
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大事な何かをその手に取り戻す実験場。政治、宗教、生活、歴史、経済など各界の論客たちが思い思いの言葉を綴ります。
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外交、安全保障、そして年金問題等など、政治への不信と無力感が深まっている。加えて制度としての政治(民主主義)もうまく機能していないのではないかと問い直されている。しかし、制度を容易に手放してしまうことには自戒的であるべき …
本書は、気鋭の憲法学者が碩学と憲法をめぐる過去・現在・未来を自由闊達に論じた一冊である。テーマは「立憲主義」とは何か、改憲論議をどう見るか、現代の憲法をめぐる状況と課題、日本国憲法の可能性と日本の進路等など幅広いが、気分 …
「民主主義を学習する」シティズンシップ教育とは一体どのようなものでしょうか。それは、複数性と差異のなかで一人の人間が政治的な主体であることを獲得とするものです。現代日本で最も書けている視座を提供するのが本書の醍醐味です。
安保法制を巡って国会前での抗議活動で注目を浴びたSEALDs。今回はその関連本を取り上げることで、民主主義への理解とこの国の歪みを考えてみたいと思います。
現在日本を席巻する全体主義的雰囲気は、熱狂とは無縁の低温やけどのようにじわじわと浸透している。刊行から4年近く経過したが、民主主義の破壊は今だ進行中である。
高橋源一郎のオルタナティブを創造せんとする、人びとを繋ぐ「ことば」への復興という試みは、党派性を超えた、人間主義の探求であるのではないか。「ぼくたちは、ぼくたちの『民主主義』を自分で作らなきゃならない」。