名著を読む30 – マックス・ヴェーバー(大塚久雄訳)『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫)を読む。

◇ 時は金なり …カトリシズムが「非現世的」だとか(それは仮設上のことに過ぎない)、プロテスタンティズムが唯物主義的な「現世のたのしみ」を含んでいるとか(それも仮設上のことに過ぎない)、その他この種のさまざまな漠然とした …

哲学入門45 – コラム:冷戦の崩壊は果たして資本主義の勝利なのか?【無料】

哲学入門43 – 3.3 前史(11) 近代の経済思想 近代批判としてのアダム・スミスとマルクス 前回の哲学入門本編では、近代に洗練される経済学の潮流を紹介した。嚆矢となるアダム・スミスとその転換期のカール・ …