Lwp63 – 書評:岩下明裕編『領土という病 国境ナショナリズムへの処方箋』北海道大学出版会。

領土問題は全て政治的に「構築(construct)」された産物である以上、それはどこまでもアポステリオリな事柄である。あるがままのそれをアプリオリと認識するひとは常に「領土の罠」に穽っている。本書はボーダースタディーズの立場から「領土という病」の治療を目的に編まれた挑戦的な試みである。

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。→ . 会員登録はお済みですか? 会員について