投稿日: 2018年11月6日2019年1月10日 投稿者: 佐藤誠樹2045 #1 – 旅立ちの始まり ーー横浜、4月。 郷里の仲間内であるひと組の結婚が決まった。それは予告なしのサプライズな発表であり周囲を驚かせた。セイキにとって新郎はひと学年上の先輩であり、新婦は地元子ども合唱団の運営仲間でありピアノ伴奏もできる歌のお姉さん的存在であった。 「おめでとう」、同年代の目出度い門出に祝福を寄せる一方で、セイキは何故だか置いてきぼりを喰らってしまった感を否めなかった。 このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。→ ログイン. 会員登録はお済みですか? 会員について