Lwp71 – 書評:親子で読みたい、考えるための3冊【無料】

今回は、親子(もしくはサポーターとこどもさん)で読んでみたい3冊を選んでみました。まずは、世界的な画家として知られる安野光雅さんの『かんがえる子ども』です。子どもと向き合う大人たちに大切にしてほしいポイントを明確に示した上で、情報や人の意見に左右されずに自由に考えるヒントを示す一冊です。小学生のお子さまがいらっしゃる家庭には必携です。次は、生命誌の科学者中村桂子さんの『「ふつうのおんなの子」のちから』です。『あしながおじさん』や『長くつ下のピッピ』など読みつがれている懐かしい名作を素材に「ふつうにいきる」ことの大切さを諭す一冊です。名作を読み聞かせる前に読むのもいいでしょう。最後の一冊は、数学者の吉沢光雄さんの『リベラルアーツの学び』です。「論理的な学び」の重要性を説く本書は、前の2冊に比べるとぐっと難しいかも知れません。算数(数学)が苦手というお子さんや親御さんにはぜひ紐解いてほしい一冊です。数学とは謎解きのテクニックなのではなく、筋道をたてて課題を読み解いていくロジックです。

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