Lwp92 – 書評:ぶな葉一『北御門二郎 魂の自由を求めて』(銀の鈴社、2014年)。【無料】

「人を殺すくらいなら、殺されるほうを選ぶ」。

戦前昭和において、死刑覚悟で戦争に行くことを拒否した北御門二郎ほど、この現実世界に理想を実現しようと試みた人物は他にはない。

旧制・第五高等学校在学中、トルストイの「イワンのばか」との出会いが北御門二郎の生涯を決定づけることになる。その衝撃は死ぬまで活かそうとしたのがその生涯である。

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。→ . 会員登録はお済みですか? 会員について