透明人間
ナショナリズム・排外主義の嵐は、いまや世界中で吹き荒れていると言っていいかもしれない。 ドイツも例外ではない。街を歩いていて不愉快な思いをさせられたことも一度や二度ではない。 しかし、ペギータ(反イスラムの排外主義団体) …
大事な何かをその手に取り戻す実験場。政治、宗教、生活、歴史、経済など各界の論客たちが思い思いの言葉を綴ります。
ナショナリズム・排外主義の嵐は、いまや世界中で吹き荒れていると言っていいかもしれない。 ドイツも例外ではない。街を歩いていて不愉快な思いをさせられたことも一度や二度ではない。 しかし、ペギータ(反イスラムの排外主義団体) …
人間が自分自身を導くにあたって最終的に頼ることができるのは、自分の知性です。なるほど私たちは心の諸能力を区別し、あたかも意志が行為の主体であるかのように考えて、最高の指揮権を意志に与えます。しかし実際には、行為主体であ …
避難指示がでていた(今は解除)南相馬市小高に、本屋さんと自宅を造り、暮らし始めた作家の柳美里さんは、著書『人生にはやらなくていいことがある』のなかで、こう仰っています。 ――「3・11を忘れない」という言葉 …
全生涯をかけて人間を「無効化」することと対峙し続けたユダヤ人の女性思想家がハンナ・アーレントである。本書は、その強靱で根源的な思索の軌跡を浮かび上がらせる最新の評伝である。新書で人物一人を語ることほど難儀はないが、本書は …
“Lwp73 – 書評:矢野久美子『ハンナ・アーレント 「戦争の世紀」を生きた政治哲学者』中公新書。【無料】” の続きを読む
壊滅的な津波被害を受けた釜石の鵜住居、そして大槌町に向かうために、花巻空港に到着した時のことです。エンブラエルの小型リージョナル機なので、数十人の乗客です。 なんだか、みたことのある人が先にいるぞ、と思ってたら、向こうで …
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インドの傑出した仏教詩人マートリチェータ(紀元二世紀ごろ)は、『百五十讃』というゴータマ・ブッダに捧げた詩の中で、こう記しています。 盲亀浮木とたとえよう 生まれがたき人間に私は生まれてきた 人間だからこそこの上ない教え …
哲学とは、自明であると思われていることがらが、実際のところ、自明ではないことを明らかにしてしまうものですから、七面倒臭いことをいうよりも、黙って仕事しろよっていう社会においては忌み嫌われる営みです。 このコンテンツを閲覧 …
三原佐知子さんという、日本を代表する浪曲師さんに親しくして頂いています。 民謡もうまく、また節回し、セリフともにとても上手な浪曲師さんです。 ヒロシマの悲劇を題材にした「はばたけ千羽鶴」は、なんどもテレビや新聞で採り上げ …
〔はじめにの「はじめに」〕 ご購読いただきありがとうございます。本文は、お子さま用の〔子ども向け本文〕に加え、お子さま用の〔課題〕が第一の読者である子ども向けの文章になります。こちらに加え、〔一緒にお読みになるサポーター …