Lwp111 – 「私が私であること」は話半分ぐらいで理解したほうがよい
このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。→ ログイン. 会員登録はお済みですか? 会員について
大事な何かをその手に取り戻す実験場。政治、宗教、生活、歴史、経済など各界の論客たちが思い思いの言葉を綴ります。
放佚無慙に居直りを決め込むのでもなく、極端な「かくあるべし」の奴隷になるのでもない在り方は可能なのだろうか。本連載では、そのいくつかのオルタナティブを考えてみたい。表題は思想家ソローのエッセーに倣ったもので、「生き方の原則」とでも訳せばよいか。優しい甘言を退けながら、時評と書評でその材料を提供してみたい。
このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。→ ログイン. 会員登録はお済みですか? 会員について
集団への帰属欲求が、なぜ、異なる他者に対する恐怖や殺戮へと易々とつながってしまうのか? 著者は、レバノンに生まれ、フランスで長年生活している作家が「アイデンティティ」という言葉について考えをめぐらせたのが本書である。母語 …
“Lwp110 – 書評:アミン・マアルーフ(小野正嗣訳)『アイデンティティが人を殺す』ちくま学芸文庫、2019年。” の続きを読む
高校生物で学ぶ「遺伝の法則(メンデルの法則)」では、これまで「優性・劣性」という表現が使われてきた。筆者もその言葉で習ったひとりである。しかし、日本学術会議の分科会では、「遺伝の特徴に過ぎないのに、優劣があるかのような誤 …
NHKの人気番組「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」が書籍化されたのが本書「もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた」である。角田光代ほか吉田修一、村山由佳、柚月裕子、保坂和志、養老孟司ら6人の人気著作家と個性あふれる愛猫 …
“Lwp108 – 書評:角田光代ほか『もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた』(河出書房新社、2019年)。” の続きを読む
昨年刊行された、黒崎真『マーティン・ルーサー・キング』(岩波新書)は、最新のキング牧師の評伝である。人類が兄弟姉妹として共に生き、お互いの人格を尊重できる社会の創出を目指して闘い抜いた奇跡を振り返り、未来を展望する一書で …
このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。→ ログイン. 会員登録はお済みですか? 会員について
最近興味深く読み終えたのが、デイヴィッド・フィッシュマン(羽田詩津子訳)『ナチスから図書館を守った人たち 囚われの司書、詩人、学者の闘い』(原書房、2019年)である。ナチスはユダヤ人迫害を正当化するために、ヨーロッパ全 …
外交、安全保障、そして年金問題等など、政治への不信と無力感が深まっている。加えて制度としての政治(民主主義)もうまく機能していないのではないかと問い直されている。しかし、制度を容易に手放してしまうことには自戒的であるべき …
仕事をしていると、「ウジケさんは、理想ばかり語って現実をみていない」という批判をよく受けますが、別に「理想ばかり語って現実をみていない」わけではありません。そうではなく、現実を開拓していくために「理想」という批判的視座が …
このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。→ ログイン. 会員登録はお済みですか? 会員について