謹んで新春の祝詞を申し上げます。
昨年はすたぽのご支援、ご購読いただき誠にありがとうございます。
2018年2月にすたぽがスタートいたしました。
早くも年を越して、1ヶ月も過ぎれば1周年となります。
これもひとえに、読者の皆様のおかげでございます。
本年も皆様の「実験場」となり続けるよう、気持ちを新たに取り組んでまいりますので、変わらぬご愛読のほど心よりお願い申し上げます。
以下、著者より新年のご挨拶です。
氏家 法雄 / うじけ のりお
正月とは、1年365日の1日にしか過ぎず、共同幻想として祝しているだけですから、別に「めでたい」とは思いません。しかし、その日が生き方や世界の見方を意識的に変える契機になるとすれば「おめでとうございます」と言うほかありません。
「哲学者どうしの挨拶は、『どうぞ、ごゆっくり』であるべきだろう」とは哲学者ヴィトゲンシュタインの言葉です。流されずにじっくり考え抜くために不可欠なのは「どうぞ、ごゆっくり」。この言葉を新年の挨拶に代えさせていただきます。
香乃助 / こうのすけ
明けましておめでとうございます。
今年一年も皆さまにとって善い年になるよう、心よりお祈り申し上げます。
今年もよろしくお願いいたします。
佐藤誠樹 / さとうせいき
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
2045年8月6日まで、あと26年と217日。
セラフィーニ・まり / せらふぃーにまり
皆さまの新しい年がどうか良いお年でありますように。
フランシスコ法王
「私達一人一人が毎日ひとつの慈悲の行いをすれば、世界に革命が起きます。」
Se ognuno di noi, ogni giorno, fa un’opera di misericordia, ci sarà una rivoluzione nel mondo.
友岡 雅弥 / ともおか まさや
新年、おめでとうございます。
今年は、ローザ・ルクセンブルクが虐殺されて100年目となります。
また、Gāndhīの、satyāgraha運動が始まって100年。
中国(当時、中華民国)では、五・四運動が始まって100年。
でもかたや、関東軍が出来たり、いよいよ、日本が本格的に中国への侵略を進めて行く潮流も出来ています。
来年のことをいうと鬼が笑いますが、100年前のことを想起しても、鬼は笑わないでしょう。
何か、きちっとした人生を送りたいですね。
去年、死にかけた(三日間の意識不明)ので、よけいそう思います。
その一片でも、文章に出来たら、とも思います。
フレドリック・ブラウン / ふれどりっくぶらうん
読者のみなさま明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。旧年は拙論をご海容いただきありがとうございました。読者諸賢のご批判を賜れる幸に感謝しかありません。
新年といえば「心を入れ替えて」と心機一転を期す人も多いでしょう。そんな時節に私はあえて「変わらない」ことの大切さを述べたいと思います。人も組織も端的に言って「変わるべきところ」と「変わってはならないところ」を胚胎しています。組織であれば、よき文化や慣習は時に伝統という形で残したほうが良い。それが「変わってはならないところ」に結晶するかもしれません。この、「変わるべきところ」と「変わってはならないところ」ですが、組織論的には後者を優先的に見極める必要があるといえます。「変わってはならないところ」がはっきりしなければ、どこまでがどのように変わるべきかがわからないからです。
後者は「組織の本質を支えるもの」とも表現できます。これは座学では見えてきません。どんなに知識を蓄え、情報を把捉する認識の網の目を階層的に、微細にこさえても、見えない人には見えないものこそが「本質」です。実践のなかで思索しぬいた人だけが抱くことのできるものです。
もし、読者のなかに自分を変えたいという人がいらっしゃれば、まずは実践知を身につける行動をお勧めします。もし、読者のなかに組織を変えたいという人がいらっしゃれば、やはり私はそれを勧めます。まずあなたの身近な誰かの支えにあなたがなってみてください。そこから見えてくるものを人や組織に照らして、「変えたい」欲望を行動に移してみてください。そうすれば、変革は暴力にならず、「変わってはならないところ」も保持されると思うのです。
人も組織も時間が経つと保守性が前面にでます。だからこそ急進な変革が求められがちですが、新年の意気盛んなテンションを「変わってはならないところ」に向けてみてはいかがでしょうか。新年の新しさが、時間軸だけでないところで感じられるようになるかもしれません。
新年から駄文、おそまつでした。
三木 千八 / みき せんぱち
新年あけましておめでとうございます。
いつもすたぼをご愛読くださり、心より御礼申し上げます。
皆様におかれましても、日本全体にとりましても、
今年は本当に、大きな節目の年になると率直に感じております。
今年もきっと、様々なことが起こってくるかと思います。
どこまでも民衆の幸福のため、人々の幸せのため
この一点を軸に、原点を決して忘れずに、
一歩一歩歩んでまいりたいと思います。
皆様とご家族の方々がご健康で幸福であられますことを、
心より願いつつー
2019年 元旦
執筆者プロフィール
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