投稿日: 2019年4月21日2019年7月21日 投稿者: 氏家法雄哲学入門61 – コラム:なぜ『存在と時間』なのか。【無料】 ハイデガー論その2では、主として第二次世界大戦後のハイデガーの哲学に注目した。戦後、ハイデガーは言葉遊びめいた難解な言い回しを好むようになる。例えば「ことばは存在の棲家(すみか)である」といった具合である。神秘的なその語りは、存在論に集中した前期ハイデガーと異なるように見える。しかし、ハイデガーの基本的な洞察は、『存在と時間』以来、一貫していると筆者は理解している。その意味では、ハイデガー哲学を理解するうえでは、未完の大著『存在と時間』に集中するほかない。 このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。→ ログイン. 会員登録はお済みですか? 会員について