Lwp71 – 書評:親子で読みたい、考えるための3冊【無料】
今回は、親子(もしくはサポーターとこどもさん)で読んでみたい3冊を選んでみました。まずは、世界的な画家として知られる安野光雅さんの『かんがえる子ども』です。子どもと向き合う大人たちに大切にしてほしいポイントを明確に示した …
大事な何かをその手に取り戻す実験場。政治、宗教、生活、歴史、経済など各界の論客たちが思い思いの言葉を綴ります。
放佚無慙に居直りを決め込むのでもなく、極端な「かくあるべし」の奴隷になるのでもない在り方は可能なのだろうか。本連載では、そのいくつかのオルタナティブを考えてみたい。表題は思想家ソローのエッセーに倣ったもので、「生き方の原則」とでも訳せばよいか。優しい甘言を退けながら、時評と書評でその材料を提供してみたい。
今回は、親子(もしくはサポーターとこどもさん)で読んでみたい3冊を選んでみました。まずは、世界的な画家として知られる安野光雅さんの『かんがえる子ども』です。子どもと向き合う大人たちに大切にしてほしいポイントを明確に示した …
筆者はこれまで、南原繁や吉野作造など、近代日本のキリスト者の歩みを研究してきたが、ふたりに顕著なことは、「宗教(信仰)のために」「なにかをなす」という意識が希薄であるということだ。南原繁も吉野作造も、社会参加に関しては積 …
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山本芳明『漱石の家計簿』教育評論社、読み終えたが、目からウロコとはこのことか。生臭い話だが、漱石はどれだけ稼ぎ、どう使ったか--。ヒョウ柄の衣類で着飾ったおばちゃんでなくても関心のあるところであろう。近代文学研究者の著者 …
ここ数年、考えていたことなので、自由に書いてみてもよろしいでしょうか? ……ってことで、その考えるヒントになったのは、哲学者の鷲田清一さんが『朝日新聞』に連載している「折々のことば」(2018年10月15日付1面)です。 …
書物にはわざわざ解説するよりも、「とにかく読め」と言うほかないものが存在する。詩集や画集といった類がそれに該当するが、それでも、「とにかく読め」という妥当性を無理やりひねり出して、すなわち余分としか言う他ない「解説」とい …
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フランス・ドゥ・ヴァール(柴田裕之訳)『道徳性の起源』(紀伊國屋書店)は、人間に固有とされる道徳性とは、教育によるだけでなく、生物としての個体に潜在するものではないかと示唆する一冊で非常に興味深く読んだ。本書はボノボとチ …
領土問題は全て政治的に「構築(construct)」された産物である以上、それはどこまでもアポステリオリな事柄である。あるがままのそれをアプリオリと認識するひとは常に「領土の罠」に穽っている。本書はボーダースタディーズの …
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